稲田豊史 編集者/ライター

ABOUT ME

映画配給会社および出版社で、ゲーム業界誌の編集記者、DVD業界誌の編集記者と編集長、書籍編集者を経てフリーランスとなる。仕事範囲は書籍・ムック・雑誌の企画・取材・編集・ライティングほか、各種インタビュー、メルマガ・S

NS運営管理、イベントや座談会の企画・司会進行など。主な分野は映画、お笑い・バラエティ、マンガ、アニメ、その他ポップカルチャー。エンタメビジネス、80〜90年代文化、藤子・F・不二雄、デジタルガジェット、女子論も得意。

団地団、『海よりもまだ深く』是枝裕和監督とトーク!

  • 2016.05.27

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2016年5月26日、新宿ピカデリーで団地団選抜メンバー【大山総裁、佐藤大さん、速水健朗さん、山内マリコさん】と『海よりもまだ深く』是枝裕和監督との(まさかの)トークイベントが開催。稲田は客席から見てました。

 

もうね、カンヌとかに呼ばれる世界的監督にね、まったく動じないで「給水塔が」「タコ公園が」「賃貸と分譲が」とか話しはじめる大山総裁はじめ皆さんね、かっこ良すぎますよ! 客席の団地クラスタなんてきっと5%もいない完全アウェイの空間でね。「カンヌでどうでした」的な質問一切なしのやりたい放題ね。感動しましたよ。誇らしかったですよ。

 
*団地団ツイッターのTLに写真などあり
https://twitter.com/danchi_books

 

で、やっぱり嬉しかったのが、「団地団?誰?何? でもそういう映画の見方もあるんだ、おもしれー」って感じの人が、客席でもツイッター上でも確認できたってこと。心から嬉しい。だって、「そういう映画の見方もあるんだ、おもしれー」って、団地団の書籍企画したときに、自分自身がいちばん感じたことだから。しかも是枝監督が団地団の本を読んでたという…すげーよ。2012年の自分に教えてやりたい。あとキネ旬の人にも教えてやりたい。

 

その後、自分は登壇してないのに、是枝監督との会食に団地団員として参戦させてもらいまして。もうね、おもしろかった映画について、それを作った人に直接聞ける幸せね。膝うちならすような創作メソッドまわりの話を浴びるように堪能した贅沢時間だったんですけど、改めて感じたのは、やっぱり映画って、膨大な「意図」の産物なんだよなって。見てる側が構えたりしない程度のサラっと撮られたシーンの裏には、膨大かつ濃密な思考と、覚悟に満ちた揺るぎない「意図」が何十レイヤーも控えてるわけで。当たり前といえばそうなんだけど、監督の口からそれが出るとね、酒も焼き鳥も進むわけですわ。

 

あとね、今回配給がギャガさんなんですけど、稲田は新卒でギャガに入社したんですよ。はるか昔。で、今回『海よりもまだ深く』の宣伝Pの女性が、プロパーの3つか4つ下の代の後輩だったのです。「是枝監督のご指示で団地団に連絡したんですが、まさかそこに稲田さんがいらしたとはw」ってな。なんすかね、人間万事塞翁が馬つーんですかね。まとめる必要もないんですけど、がんばって生きてると、ストレンジで楽しげなこと一杯ありますよね。ってことでいいですかね。