5.12「編集者企画会議ナイト！！」盛況御礼！

5/12（日）に阿佐ヶ谷ロフトAで開催された「編集者企画会議ナイト！！」大盛況でした！　事前予約だけで80くらいあったそうです。司会の私も、登壇者の皆さんに助けられて、なんとかこなすことができました。

 

＊右から速水健朗さん、ソフトバンク クリエイティブ上林達也さん、ピースオブケイク加藤貞顕さん、原書房 大西奈己さん、社会評論社 濱崎誉史朗さん、稲田豊史（私）

 

そもそもの企画の発端は、『団地団』でお世話になっていた阿佐ヶ谷ロフトAのスタッフさんに、「編集者同士で飲むとハズレなく面白いんですよねー」と言ったこと。それが、あれよあれよという間に実現してしまいました。いやー、口に出して言ってみるもんですね。

 

当初はゆるゆるの飲み会の体で！なんて言ってたんですが、当然そうはならず。企画の探し方、著者の見つけ方、著者との付き合い方、著者への連絡方法あれこれ、社内での企画の通し方といった、同業者も超タメになる経験談が出るわ出るわ。雑誌編集者でもフリーランス編集者でもなく、「出版社所属の書籍編集者」だからこそ出てくる話ばかりでした。

 

速水さんが著者の立場として原稿催促の仕方に対して物申したり、原稿遅れ時の胸中を語るなど、会場は「一言も聞き漏らすまい」という空気に！

 

 

公開編集会議と銘打った一行企画プレゼンでは、各登壇者の皆さんが前もって用意してきた書名を披露してくれました。

 

濱崎さん「裏本」

上林さん「アルコールあるある」

大西さん「イチゴ世代ジュニア」

加藤さん「将棋を観るのに最低限必要な棋力を身につける本」

 

 

いやー、おもしろかった！　さすが敏腕編集者たちです。イベント用の冗談企画でもいい…はずはなく、しっかり本として真面目に出すことまで考えた上で、プレゼンしてくれました。出したい、出そうよ、ほんとに！

 

Ustream中継はここまで。実はすごかったのは後半でした。

 

思い出の本の制作秘話では、各担当本のあんな話こんな話から派生して、ネット炎上話ほか、かなり切り込んだトピックも…。実名、書名がガンガン飛び出し、登壇者の酒も回り、盛り上がりは最高潮に！　電子書籍に関する話や、なぜか『多崎つくる』でひと話題あったりと、盛りだくさん。

 

 

19時スタートだったイベントは、予定していた時間を大幅にオーバーし、終わりはなんと22時半。さらに来場者との名刺交換会に流れて、結局0時前まで宴が続いたのでした。

 

 

今回、かなり詰め込んだにもかかわらず、販売プロモーションの話とか、編集者あるあるとか、他社の好きな本とか、好きな書店とか、電子書籍のさらに突っ込んだ議論など、まだまだ話し足りない話題も多かったので、機会があればぜひ第2回を企画したいと思います。

 

ご来場いただいた皆様、Ustreamを見ていただいた皆様、そして登壇者の皆様、ありがとうございました！