『本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形』中公新書ラクレより2月9日刊行
- 2026.01.28
『映画を早送りで観る人たち』の“続編”とでも言うべき本を書きました。『本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形』(中公新書ラクレ、2月9日発売)です。

構想から3年半、調査開始から脱稿まで1年以上。『映画を早送り〜』は全映像業界人に読んでもらいたい本でしたが、本書は出版・新聞・ウェブサイトといった〈テキストメディアに関わるすべての方〉に読んでもらいたい本です。
✔現代人の情報取得手段がテキストから動画へと急速にシフト
✔多くの人が長い文章を読めなくなっている
✔文章というものの経済的価値が劇的に低下
令和に入り、日本は文章を読まない不読(ふどく)社会ならぬ、文章を読むことが合理的でないとされる「非読(ひどく)社会」とでも呼ぶべき様相を呈しはじめました。
〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、読書においてはどのように作用しているのか?「本を読めなくなった人たち」は何を考え、どんな本音を抱いているのか?
それらを統計データや制度論からではなく、生身の人間に直接話を聞くことで明らかにしようとするルポです。
執筆にあたり、大学生を中心とするZ世代の若者たちに広範な聞き取り調査を敢行。あわせて出版社やウェブメディアの編集者、電子書籍担当、書店営業、さまざまな書き手さんにも、匿名を条件にたくさんのお話をうかがいました。

❓️現代人はテキストメディアにどう触れ、そこから何を得ているのか
❓️無料ウェブメディアは何に行き詰まり、どんな功罪を我々にもたらしたのか
❓️本を読まない人は、なぜ読まないのか
❓️本はどこに届いているのか、あるいは届いていないのか
❓️文章や紙の本の存在意義とはなんなのか
❓️本を読まない人は世界をどう見ているのか
『映画を早送り〜』と同じく、現代社会のありようを考えるうえで、〈結論を提示する〉のではなく〈議論のゴングを鳴らす〉本になってほしいと願っています!




