「ビジネス+IT」にローカル局の現状リポートを寄稿

  • 2023.09.05

ローカル局の現状について、全国のローカル局局員や関係者に実名&匿名でヒアリングを行い、気合いの入った記事を書きました。全3回です。きっかけは、TVer関係のヒアリングをしている際に某キー局局員から出てきた以下の言葉。

「自分たちで制作しているのは主に朝と夕方のローカル情報番組だけ、それ以外はキー局制作の番組を流しているような制作力のない地方の局は、存在意義がなくなっていくでしょう。だって電波を発信するテレビ局なんかなくても、インターネット配信で全国津々浦々、どこからでもキー局の番組が見られちゃうわけですから」

ローカル局をとりまく現状について思うところ、生き残り策はあるのか?など、忖度ない「生の声」が拾えているかと。少しでもメディアに関わるお仕事をされている方でしたら、きっと読んで損はないと思います。

第1回 地方局は「オワコン」か? “TVerにない価値”を作るための課題整理
https://sbbit.jp/article/cont1/121166

第2回 ローカル局は「自分たちの魅力」をわかっていない? 超具体的な生き残り策とは
https://sbbit.jp/article/cont1/121165

第3回 地方局の行末を決めるのは「この要素」、再編・統廃合が困難なワケ
https://sbbit.jp/article/cont1/121164

記事に対する反響としては、

「ローカル局発でも面白い番組はある!」
「そもそも地方にTV局が多すぎる」
「ローカルニュースならNHKで十分」
「テレビ放送自体がオワコンでは?」

といったものが目立ったほか、地方の独自色をもっと生かしては?という提案も多かったのですが、それをどう視聴率やマネタイズにつなげるか、の答えは道遠しといったところ。あと今回の記事には入れ込みませんでしたが、設備の維持管理費用もローカル局にとっては重い負担になっています。