『ハリウッド映画の終焉』の宇野維正さんと対談しました

  • 2023.07.02

『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)を刊行された宇野維正さんと対談しました。

【前編】バズっても売れない?本は誰に向けて書くべきか
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/uno_inada/23774

【後編】コンテンツが多すぎる時代、映画批評にできることとは?
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/uno_inada/23791

対談でも言いましたが、同書は「一つの作品評に十分な文字量を割きつつ、その先に全体を貫く主張があるという本全体の構造が美しい」に尽きる本だと思います。

映画評論集を今の時代に成立させる方法、10万字以上を費やすことでしか伝えられない解像度があることの他、ある界隈の方にとっては「耳が痛い」話題もあろうかと。

物書きを生業とするアラフィフのフリーランスライターふたりが、自分の書き仕事についてここまで踏み込んで話す対談って、わりと貴重なんじゃないでしょうか。同業者なればこそ言語化できる胸中も多々あるわけで。個人的には職業編集者に読んでもらいたいです。