原田曜平・著『寡欲都市TOKYO 若者の地方移住と新しい地方創生』の構成を担当しました

  • 2022.01.02

編集協力させていただいた原田曜平さんの『寡欲(かよく)都市TOKYO』(角川新書)が2022年1月8日に発売されます。

若者研究の第一人者である原田さんによる、独自の東京都市論です。世界的にも“リーズナブル”な街と成り果てた東京は、もう“一流”ではなく、“チルい”を体現する“サイコーにちょうどいい街”。それがZ世代(日本では少ないが、世界の移民層では多い)にたいそうフィットする。そんな話を、豊富なデータや留学生座談会(池袋の超ディープな中華料理店で敢行)などを交えて論じていきます。

この種の書籍の大半が「コロナ後の世界」を主眼に置いているのに対し、本書はもっと高い視点、もっと長いスパンで「東京」という都市を見据え、数年後を見据えているのが特徴かと。

原田さんとは2014年敢の『ヤンキー経済』で初めてご一緒させていただき、本書は5冊めのタッグ。実は今までで一番、制作期間が長かった本でもあります。理由は、編集中に新型コロナ感染拡大が起こり、世界の状況が一変したから。ただ難産の書ではありましたが、そんな紆余曲折もまた、本書の射程を広げる方向に作用したのではないかと思います。

目次を一瞥してご興味もたれましたら、ぜひ。