日刊サイゾーで新連載「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

  • 2021.09.21

新作映画を1本選び、好きな切り口で書いて原稿料ももらえる! そんな夢のような場所を「日刊サイゾー」に用意してもらいました。題して「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」


第1回の今回は9/17公開の『由宇子の天秤』です。
https://www.cyzo.com/2021/09/post_291544_entry.html


【以下、長い口上】
連載のきっかけは、いつもローテーションで書かせてもらっている某誌の映画レビュー欄が縮小したこと。紹介枠が週2本から1 本に減ったんです。こうなると、どうしたって公開規模大きめ、話題作優先になりがち。


だけど世の中には、公開規模は小さいかもしれない、興収ベスト10には入ってこないかもしれない、あまねくすべての人の間では話題にならないかもしれない。だけど個人的にここだけは言及しときたい!みたいな映画が結構あるんですよね。


ただ、それをちゃんと、まとまった「論」として発することのできる商業メディア(←これがポイント)は意外と少ないんですわ。“原稿料の発生する”商業メディアであることってすごく大事でね。理由は長くなるので割愛しますけど。


書きたい作品を書きたい切り口で書く、ただそれだけ。配信日合わせで無理にでも何か作品を選ばなきゃ、もなし。きっちりしたあらすじ・監督・キャスト解説もマストじゃない(そんなのググれば出てくるし)。宣伝会社的には「いや、そういう売りじゃないんですけど」てな原稿になるかもしれない。


でも、映画を観て個人的に思ったことを脱線上等でひとりごちて、それを読んだ何人かが作品に興味を抱く、ってアプローチがもっとあってもいいと思うんですよね。既に世の中(ネット)は、作品の基本情報と宣伝サイドの用意したセールスポイントが過不足なく収められた通り一遍の紹介文で溢れてるんだし。


タイトル「さよならシネマ」の意味は、追い追いどこかで。発案は10年来の付き合いがある担当編集さん。こういうのは自分で考えないほうがいいですね。自意識出ちゃうから。


作品ありきの執筆なので、連載ペースはなんとなーく月に1本くらいかな?という感じ。ということで今後ともよろしくお願いします!